10年を振り返る

10年前、3才と0才の二人の子供がいる専業主婦ながらも、webデザイナーになりたかった。

もともとパソコンをいじる事が好きだったし、試行錯誤しながらもweb作るのが好きだったから。

もちろん、当時は趣味の範囲で。

そんな密かなちっぽけな夢を聞いてくれる友達がいた。
小さな子供がいながらも、一生懸命に仕事をしてた彼女。

私は憧れてた。すごいなって。

だからこそ、尊敬の眼差しで、いつかいつかって夢を語ってたんだろうね。

そんな彼女の馬鹿正直な所は、何もかも包み隠さないことだった。

私がいつかなりたいと思ったデザイナーの夢を、歌がうまいから歌手になりたいと同じだと言う彼女の旦那の意見をかいたり。

小さな子供のがいるから、
専業主婦だから旦那は協力してくれないだろうな、
というその立場なら当たり前の悩みを、

そんな事も乗り越えられない程度の夢なんじゃないの?と厳しく批判もしてくれた。

厳しい意見をくれる事はありがたいと思う。
でも個人的にメールや直接話されたことなら、よかったのだが。
心の準備もないままに、その意見や批判は彼女のブログに書き綴られていた。

いつものように、ブログを見に行った私は、頭を金づちで叩かれた位衝撃的で、読むのを途中で辞めてしまったほど。

いま読んでも、そこに書かれた文章はごもっともなことだと思う。

私のレベルがその程度の事を受け止めきれなかったのが悪かったのもある。

でもね、相手を思いやって応援のつもりで書いたとかかれていたけど、いま読んでも彼女からの応援はまったく伝わってこない。
私ならこうする、あーすると。
私のいろんな事情はただの言い訳だと。

当時の彼女は、自信に満ち溢れていた。
仕事もあり、子供も産まれて。
それを実現させるために苦労も沢山したんだと思う。
その苦労もしらないで、毎日が日曜日のような専業主婦の私が、羨ましい〜、カッコいい〜、私もいつか仕事したい〜、なんて言ってたらイライラしちゃうよね。

でも当時の私はそれを理解することができなかったので、それから彼女と連絡を断ち切った。

でも、たっぷりと落ち込んだ後は、悔しい気持ちで夢に向かうことができたことは感謝している。

彼女と離れてからは
旦那が休みの日にポスティングや試食販売でお金を貯め、
子供達を保育園と幼稚園にあずけながら、飲食店でアルバイトをした

そしてスクールに通い、派遣で「好きなものでの仕事」を始めることができた。

あれから10年という月日がたち、正社員になり、毎日電車に乗って、残業も出張もこなすようになった。
頼りにならないと嘆いていた旦那も、満足度は高くはありませんが、彼なりに協力はしてくれてます。

10年前の出来事がなくても、この道にたどり着いたとは思う。

でもあの出来事は私の人生にとって、大切な分岐点でもあったと思う。

蛇のA型はしつこいので、悔しかった気持ちは忘れないの(笑)

彼女の日記は数年前から止まっていて、今は何をしてるのかわからないけど。きっと今も、立ち止まることなくバリバリ働いて、ガンガン文章書いてるんだろうな。

でも個人的には、悩んでいる人に対して、自分の持論を一方的に押し付けることなく、ちゃんと相談に乗ってあげて欲しいと思う。

でも、彼女とはこれからの人生の中で触れ合うことはないでしょう。

10年を迎え、私もそろそろ彼女から卒業する時期なのかと思います。